とある講師の「言行録」メモ:司法試験のコツや心構え

とある講師の「言行録」メモ:司法試験のコツや心構え

司法試験受験生時代に私淑していた辰巳法律研究所の予備校講師のコメント等で、メモして残っていたものを箇条書きにして書かせて頂きます。

内容に多少の重複等は散見されるかもしれませんが、勉強の合間の暇なときにでも見て下さい。

コメントメモ

司法試験それ自体について

その1

司法試験は基本的知識の理解のアピールの場所

その2

難し過ぎることは差がつきにくい。

その3

基本ができている人が研修所に入れる。

(司法試験が、司法研修所への入所試験だとして)

その4

司法試験は1500人も受かる。そんなに難しくない試験。力を抜いて臨む。

(「難しい!」とか思うと、モチベーションや試験場でのパフォーマンスに悪影響が出る事を懸念しての発言)

その5

基本的知識から応用事例を解決していく法的思考能力が問われる。

その6

司法試験を重く見過ぎない。高過ぎるハードルだと思わない。案外低い。

論文式問題の解答等に関して

その7

答案を時間通りにキチッと仕上げられるか。読み手が違和感無く読めるか。それだけ。

その8

書けている or 書いたと思っている、基本的な事柄が、実は十分に答案に書けていないいないせいで点を大きくこぼしてしまっている、という事がある。

その9

(基本的知識をそのまま問う部分ではなく)応用部分ではレベルの低い争いが行われる。1000番くらいだと、応用部分に関しては全然書けていない(けど、それでも受かる)。出題趣旨とか採点実感の深いレベルでの分析なんて、合格者だってほとんどできていない。

その10

基本的な事柄はしっかり書いて、応用部分はカスればOKというイメージ。

その11

短期合格者がいるという事は、知識の量それ自体が合否を大きく左右する訳ではない。

その12

知覚・記憶までは良いのだが、表現の家庭のおっちょこちょいのミスが命取りに。

教科書に書かれている基本的知識はキチッとコンパクトに触れておく。

その13

省略し過ぎて大切なことを削ってしまったり、省略して良いと思っている事が実は大切だったり。大切だと思っていることが、実は大切じゃなかったり、メリハリの付け方が上手くできていないからダメな答案に。

「基本(的知識)をコンパクトに」が、メリハリのついた答案の為には大切。

その14

司法試験は基本を問う試験。初学者に戻ったつもりで、基本的な型を守り、出来る限り読みやすく、理由づけも端的に。

ベテラン受験生的に、「こんなの当然分かっているでしょ」というような基本的な事も、省略せずにシッカリと書いていく。

その15

求められているのはかなり基本的なころ。

(例:令状の問題であれば令状主義から書いたり)

出題趣旨や採点実感は、上位を目指せるか否かのところに役立つ場合が多く、受かるか受からないかについては、文章中に現れていない事が多い。

その16

ダメな答案になっていると考えられる理由

①文字が汚くて読めない

②ナンバリングがおかしい

③答案を書く際の論証の省略の仕方をミスしている

合否レベルではこの程度

その17

基本的知識は答案に長々とそのまま書くものではなく、問題文の分析ツールであり、答案に書くときは適宜コンパクトにして書く。

その18

問題文で問われている事ことに答える

その19

問題文と向き合う

その20

理由づけは、端的、さっぱり、アッサリした答案を

その21

問題文から読み取れることを書いていく。

規範がしっかり頭に入っていなくて曖昧でも、問題文から抽出する。

困ったときは必要性・相当性で書けばいいや、くらいで

その22

事実を上手く使える論点ごとの結論をとる。結論が複数考えられるとしても、ゴールまで辿りつける方の結論をとる。

また、問題文のポジティブ、ネガティブのニュアンスを読み取る、それに合わせた結論を。

問題文から論じるべき方向性が読み取れない場合は、出題者的にはどっちでも良いと思っていると考えられる。

その23

司法試験で大切なのは、

判例がどう言っているか

判例の言い回しでどう書けるか

その24

簡単にあてはめて処理するところ以外の、まさに「論じる」ところは、

「問題点を示す」→「原理原則から考えればこうなるんじゃないか」

ということを示す。

(とるべき結論がみえている場合は除き)結論はともかく、ここの部分に点がもらえる。

終わりに

個々の言葉だけではそれぞれの整合性やニュアンスが分かりにくい部分もあるかとは思いますが、何かしらのお役にたてば幸いです。

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