司法試験の勉強法に関して参考にすべき組織や人の見極め

司法試験の勉強法に関して参考にすべき組織や人の見極め

司法試験の勉強法に関して、色々なブログが色々な事を言っていますが、その情報発信の主体について正確性・信頼度の見極めについて語らせて頂きます。

信用に足る組織

「組織」として、司法試験に関して情報を発信する主体は少ないわけですが、有り得るとしたら予備校と法科大学院くらいでしょうか。

この記事の目的は組織について語るのが主眼ではないですが、というより皆さんも良くご存じでしょうが、法科大学院の「教授」連中が書いた様な「司法試験のいろは」「心構え」みたいなのは、基本的には間に受けないで下さい。

司法試験に受かった「プロ」の教授が語るなら信憑性があるとしても、法律を研究している程度で司法試験合格者より優位に立ったつもりで上から目線で物を語る様な「アマチュア」教授に限って、司法試験に挑んだ事が無い、昔目指していたけど挫折して研究者やっている、なんて感じで、司法試験に関する成功体験が無く、的外れな事が多いです。「制限時間内で如何に合格答案を書き上げるか」という制約の中でのアドバイスで無い限り、基本的には意味を成しません。仮に的を得ていても、どこかで聞いた様な抽象論を語るくらいでしょう。

そう言う意味では、予備校の方が司法試験に直結するアドバイスと言えるでしょう。

人について

あらゆる人が色々な事を言ってますが、どんな肩書・実績を付した人物の情報を信用すればよいのでしょうか。

原則論

結論から行ってしまえば、原則としては「合格までの勉強時間の短さ」と「受験回数」です。

ちなみ「合格までの勉強時間の短さ」というのは、必ずしも年数だけを言うのではなく、言いかえれば「時間当たりの勉強効率の良さ」です。朝から晩まで三年間勉強した人よりも、働きながら四・五年間で受かる人の方が個人的には優秀だと思います。

「受験回数」については言わずもがなです。司法試験受験資格を得られるレベルになって何回で受かったのか。現在では予備試験での合格率が一番高いですが、たとえ予備試験合格だって、本試験よりも論点が少ないですし、本試験に一回で受からなかったなら予備試験合格はタダのマグレか、となる訳です。受験生が知りたいのは、ヤマ当てが当たったというあなたの下らない武勇伝ではなく、受験生一般に通用する普遍的な勉強方法、合格の為の法則なのです。

なぜ予備試験合格者が優秀と思われているのか。それは合格率が高いからであって、法科大学院ルート受験であろうと、初回受験合格者は合格率100%な訳です。論点も分量も多い本試験での一発合格は、マグレ予備試験合格よりは、確実に価値があります。

そういう観点から言えば、「上位ロー」(爆笑)や、「○○ロー」(失禁)みたいな取り得しかない、売りが無いブログはあんまり当てになりません。どんなロースクールでも、少なくとも約半分は撃沈している訳ですから。いかに法科大学院入学の為の受験勉強、法科大学院で行われる授業が意味をなさないのか、という話です。

また、そう言う意味で、「一発合格」とは言いながら、学部の時から涙ぐましい努力()をしてきた方は、それ自体は彼ないし彼女の美談なのでしょうが、残念ながらあまりその勉強方法は見るべきところが無い、と言わざるを得ません。

例外論的補足

一部、次に書く「例外論」とも重複するところがありますが、予備校講師に限っては少しだけ例外論的補足があります。

予備校講師についても「勉強の時間当たりの効率」×「受験回数」という原則論は通用しますが、予備校講師は、無責任な情報発信者と異なり、市場原理にさらされているわけで、「看板講師」的立場をずっと維持できている講師はそれなりの合格実績を出しているわけですから、そのような方々の言葉は有意義な事が多いという推定が働きます。

合格までの道のりが芳しくない駆け出しの講師や、ゴリ押し売込み中の講師については、他の看板講師よりも一層批判的検討して、内容を吟味する事をお勧めします。

例外論

いかに合格までの道のりが険しかろうとも、数年間三千番台ないしそれより酷い成績が続いた後に、一念発起して上位合格しました、という方の情報は見る価値、聞く価値があるかもしれません。

そこそこ地頭があれば、試験の形式と過去問と、その辺に出回ってる情報をある程度吟味すれば、最初からある程度は勉強の方向性が見えてきそうなものですが、その点はさておき、突然上位の成績になったという事はその司法試験的スキルは有用である訳です。

この手の予備校講師が実際に存在しますが、その方は実績も出している様です。

最後に

世の中色々な肩書・実績で色々とモノを言っている人がいますが、「稚拙なマーケティング戦略」に引っ掛かって情報を鵜呑みにする前に、情報を一度吟味し、司法試験合格への最短ルートを駆け上がって下さい。

どんなルートを通ったかはさておき、とにかく合格が法曹としてのスタートラインです。

合格しなければ何も始まりません。

 

 

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